家庭画報五月号のこと

 この四月一日に出る家庭画報の五月号、ジュエリーに関する大特集が載っていますが、そこに私としては今までで最長の大論文を書きましたから、見てください。アルビオンアートの大コレクションの解説で、あの大きな雑誌10ページにわたる大論文、コレクションの中から最善のもの11点について、大解説を書きました。書くのに、ほぼ、丸一日かかりました。
 自慢じゃないけど、科学博物館に行かれる前に読んでもらいたい、それほどに手の込んだ素晴らしいジュエリーばかりです。宝石展そのものは、まあ、石が大好きな人なら楽しめるでしょうが、ジュエリー好きにとっては物足りない、しかし第5室のアルビオンさんのコレクションだけはじっくりと見てください。
凄みのあるジュエリーというのは、こういうものかということが分かります。これに類したものは、海外なら国立博物館にバラバラと展示されたものがいくつかありますが、これほどに纏まったものはないと思います。
 まあ、自慢めいた話になりましたが、これから科学博物館に行かれるなら、朝の一番で乗り込んで、ダーッと第五室まで駆けつけて、これをじっくりと見てから、逆戻りしてその他を見るといいでしょう、と思います。